Storm-Glassで使われている溶質は、Camphor、塩化アンモニウム、塩化カリウム、硝酸アンモニウム、硝酸カリウムです。溶媒としては、水、とエタノールの混合品です。各溶質の水に対する溶解度曲線は、左図Fig.1. です。
◎Camphorの溶解量は、
1.2 g Wdm-3でほとんど溶けず。
~1000 g Eth dm-3で非常によく溶けます。
アルコールが多くなると溶けやすくなる。
水が多くなると溶けずらくなる。
◎塩化アンモニウム、塩化カリウム、硝酸アンモニウム、硝酸カリウムの各対水溶解度曲線です。水・エタノール混合系で溶解度は、より低く出ることが想定されます。
1.硝酸アンモニウムが断トツで良く溶けているのがわかると思います。
2.硝酸カリウムですが、塩化アンモニウム、塩化カリウムとの比較で20℃付近から溶解度が反転溶けにくくなっているのがわかると思います。
3.塩化アンモニウム、塩化カリウムは、温度に対する勾配が平坦で40℃より低い温度では、大体同じくらいの溶解度になっています。
塩化アンモニウム0.6 g/Eth 100 mL (19 ℃)難溶。
塩化カリウム0.063g Eth dm-3(25℃)不溶。
硝酸カリウムアルコールに難溶。
硝酸アンモニウムアルコールに溶ける。 |